青森ハーフマラソン         2017年7月2日

おすすめポイント・・・・コースが全般的に平坦で唯一、アップダウンのある青森ベイブリッジは最高に景色が良く、気持ち良く走れる。

参加賞

7月の暑い時期にハーフマラソンするくらいだから青森は京都よりずっと涼しいんだらろうなあ。と期待して臨んだ大会だったが期待は無残に裏切られた。気温もスタート前にすでに26度を超え、走っている時は30度前後はあったように思う。2km、3km、10kmの種目の参加者は青森の人でハーフにちらほら他府県の参加者がいるといった感じで青森の7月の暑さを知っている人はハーフなんか走らないよ。といった感じ。しかし、各種目3位までに入ったら表彰されるし、走力に自信のある人にとったらなかなかいい大会だと思う。ただ、50歳以上の部はあっても60歳以上の部はないし、しかも60歳以上の人は私も含めて4名のみ。第一関門も8,5km地点で55分。高齢者には厳しい大会と言う事が分かった。とりあえず完走を目指して6分から6分30秒くらいのペースで走っていたので第一関門で引っかかりそうになりビックリ!!「これは、マズイ!!」と思ったが、ペースアップする体力も気力も持ち合わせていなかった。でもこのペースを維持したら完走は出来る筈と、ひたすら大幅ペースダウンはしないように頑張ることに。エイドのボランティア高校生の笑顔や元気に励まされなんとか完走出来た。記録はワースト記録を大きく更新する2時間20分だったが、何故かみょうに達成感はあった。途中、何台もの救急車や担架で運ばれる人がいる中、ほぼ最高齢に近いのに完走できたからかな?それとも記録より景色を楽しむ事が自然に出来るようになったからかな?スタート、ゴール地点の合浦(がっぽ)公園は海に面して景色もいいし、公園には立派な松の木や大きな藤棚、綺麗な蓮池があり、リラックスできる空間だったし、一番きつい青森ベイブリッジも橋自体も綺麗だし、橋からの眺めもニューヨークマラソンのベラサナロウズ橋を思い出させるような綺麗な景色が一望でき、とても良かったからかな?

 

7月1日(土)  アスパム

アスパムの入り口で牛の乳搾り体験をやっていました。

展望台から見た景色・・青森ベイブリッジと青森マラソンのスタート・ゴール地点方面

ねぶたの家 ワ・ラッセ

迫力もあり素晴らしかった。

八甲田丸

日本初の鉄道連絡船ミュージアム。青函連絡船を往時の岩壁に係留保存しています。内部は操舵室、機関室、船長室等見学できます。なかでも列車がそのまま入っているのには驚きました。

7月2日(日)   三内円山遺跡

盛土・・竪穴住居や穴等を掘った時の土やゴミ、石器や壊れた土器などが同じ場所に長期間継続して捨てられ小山のように盛り上がっている所でその断面を見る事ができます。

大型掘立柱建物・・三内丸山遺跡のシンボル的建物で栗の木で作られています。直径約2m深さ2mの柱穴が3個づつ2列に並び、これらの間隔はすべて約4,2mで規則的に配置されて柱穴から直径約1mの栗の木柱が見つかったそうです。木が腐らないように焼くなどの工夫もされているという事でした。

今の所、屋根や階段は発見されていないので現時点で再現できるのはここまでらしいです。展望台とか灯台的役割があったとか。

縄文時代の建物でこれまで見た事のない大きなものでした、

縄文ポシェット・・樹皮を縦横に編んだ網代編みで作られ、中にはクルミが入っていました。

板状土偶・・土製の人形で呪術的、宗教的な意味があるようです。

子供の墓・・子供の遺体は土器に入れて埋葬。棺に使われた土器は丸い穴があけられたり口や底が壊されて煮炊きに使用する土器とは区別されています。

7月3日(月)    弘前城

弘前城・・本来は模型のように石垣の所にありますが、今は石垣の修復中で少し内側に移動していました。移動の様子がビデオで見る事が出来ます。最初の天守は落雷により焼失し、現在の天守は本丸辰巳櫓を解体新造したものだが、現存する天守としては東北地方唯一のものらしいです。

弘前城植物園

城の敷地内にある植物園らしく、庭園があったり、万葉植物園、特定用途樹見本園などこれまで見た植物園とは違う区分の仕方がしてあり、ちょっとした学習の場になりました。

大石武学流庭園・・伝統的築庭技法で江戸末期、津軽地方の歴史宗教、風土を背景に起こったと伝えられています。

万葉植物園・・万葉集に詠まれている歌と植物

特定用途樹見本園・・

防潮林(カシワ、ニセアカシア、エノキ、ハマナス等潮風に強い海岸自生の樹木)

防塵林(イチイ、サワラ、ヒマラヤシーダー、イヌツゲ、マサキ等枝葉が緻密につき都市公害

     に強い常緑樹)

防火林(コウヤマキ、ヤツデ、サンゴジュ、アオキ、カシワ、ミズキ、クヌギ、ポプラ等枝葉が密

     生し葉が多肉質で水分の多い常緑樹)

防音林(アオキ、マサキ、シナレンギョウ、ヒマラヤスギ、ツバキ、ヒノキ等枝葉が密につく常

     緑樹を用い塀などの構造物と併用します。)

防砂林(ツバキ、スギ、ケヤキ、サワラ、マサキサンゴジュなど深根性で枝葉が密につき幹や

     枝の丈夫な常緑樹)

防風林(ヒノキ、サワラ、スギ、モミ、ツガ、カラマツ、イチョウ、ケヤキ、ニセアカシアなど常緑

      樹で枝や幹の折れにくい深根性の樹木)

防雪林(アカマツ、クロマツ、カラマツハンノキ、ニセアカシアなど深根性の常緑樹で寒風

      強風に強く雪折れしにくい樹木)

藤田記念庭園

日本商工会議会頭をした藤田健一が大正8年に造ったものだが、この枝垂桜はその以前からここに植えられていたものです。

旧第八師団長官舎

官舎の最初の住人は第五代師団長で終戦まで歴代の師団長が入居していました。敗戦となってからアメリカ軍の進駐軍に利用され、その後、弘前市長公舎として利用され、現在はスターバックスになっています。

歴史的建造物が修理工事を繰り返して利用されることの素晴らしさを感じます。

小牧野遺跡

縄文後期前半の(約4000年前)の大規模な環状列石を主体とする遺跡。環状列石の外帯と内帯は楕円形の石を縦に置きその両側に平らな石を数段積み重ね石垣を築くように並べられています。縦横交互の列石は全国的にも珍しいようです。この環状列石は祭事に使われていたという事です。

環状列石の東側には土坑墓、竪穴住居跡など見学できました。

今回の青森観光で青森には縄文遺跡が多く、世界遺産登録に向けてかなり熱心な事が分かりました。施設も立派で見応えもあり、ボランティアガイドの方も熱心に活動されていました。