日本最北端、しかも第1回という事に惹かれてエントリーしました。多分、私みたいに安易な気持ちでエントリーした人も結構いたのでは・・・・。
思いの外厳しい大会でした。宗谷岬から稚内公園に向かって海岸沿いを終始キツイ向かい風の中、帽子が飛ばされないように下を向き、時々は利尻富士を確認しながら走りました。ほぼ中間地点の約10kmの区間は陸側に向かって走るコースですが、勿論キツイ横風で追い風の恩恵を受ける事は殆どありませんでした。特に、この夏は暑さが厳しかったのでロング走どころか外ランもできなかったのでこれからの本シーズンに向けての練習といった位置づけで、大会に臨みました。とりあえずは5時間30分の制限時間内にゴールしたいという思いで走りましたが、4か所の関門でもそれほど余裕はありませんでした。
特に第4関門を通過してからは安心感からかなり歩いてしまいましたが、40km地点で時計を見てびっくり。そこからはあせって最後の力を振り絞って走る事に。特にゴールでは一人一人にゴールテープを張ってくれているのが見えたのでラストスパート?をかける事が出来ました。
記録 5時間24分05秒
本当に制限時間ぎりぎりのタイムでのワースト記録でした。
稚内道の駅の近くに最北端の線路があります。
開基百年記念塔
昭和53年稚内の開基百年と市制施行30年を記念して建設されました。
1.2階は北方記念館、その上は展望台になっています。
氷雪の門
かえらぬ樺太への望郷の念と樺太で亡くなった人々の慰霊のため建てられました。
九人の乙女の碑
昭和20年8月、樺太真岡郵便局で電話交換業務を終えたあと、自ら若い命を絶った9人の女性の霊を慰めるため建てられました。
「北海道で1番か2番に美味しい!!」
という幟があったので・・・。北海道旅行中ソフトクリーム見かけるたびに食べてみたが、本当にここで食べたソフトクリームが一番美味しかった!!
ウニやヒトデは触れる事が出来ます。カラフルな展示が目を引きました。
ドクターフィッシュに手を綺麗にしてもらえます。
フウセンウオ
体が風船のように丸くかわいい!!泳ぎが苦手で、ムナビレが進化したおなかの吸盤を使って岩や貝にピタリと張りついています。
イトウ
泳ぐのがとても速くなかなかうまく撮れなかった。「幻の大魚」と呼ばれて減少しているらしいが成長が遅く身が締まってとても美味しいらしい。
オオカミウオ
クリオネもいましたが、小さくて上手く撮れませんでした。
稚内灯台
北海道一高い灯台
明治33年に点灯。
昭和32年映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台になりその後改修されて全国で2番目に高い灯台になっています。
ノシャップ岬の道沿いに鹿がいました。
奈良の鹿と違って立派な角をたくわえていたので恐る恐る近づきました。
副港市場の一角にありますが、無料で映像カルチャーコーナー、ギャラリーコーナー、図書コーナー、展示コーナーと見応えのある施設です。映像コーナーでは「九人の乙女」の最期の様子を映像で見ました。
日露国境標石
日露戦争後のポーツマス条約で南樺太が日本の領土になると日露共同で国境の画定作業が行われました。
樺太とゆかりの深い横綱
大鵬
北海道炭鉱汽船からの寄贈による回しも展示されていました。
北防波堤ドームの前には昔は駅舎がありました。今は車道と公園になっていて今回のマラソンのゴール地点です。
普段あまり考える事が無い北方の島々の事をここ稚内の人は身近に感じ考えている事が分かった。
礼文島の街灯はすべてレブンアツモリソウの花を模していました。
見内神社
神社は海側を向いていて道路側から見えるのは神社の裏です。アイヌの娘を祀った伝説の神社。安産のお礼の神として知られています。
日食観測記念モニュメント
昭和23年5月9日礼文島で金環日食観測を記念した記念碑。
澄海岬 海の水が透き通ってとても綺麗だった。
スコトン岬 日本の最北端の地
トド島をバックに。
利尻昆布ソフトクリーム
微かに昆布の味がするような・・・・・。
北の端にあるというだけでトイレも立派な被写体に。
最北端の民宿
台風や津波がきたら怖い!!
トド肉まん
話のタネに食べてみた。やはり豚まんの方が美味しい!!
動くバス内から撮ったのでわかりにくいがトドの集団を見かけました。
桃岩・猫岩
桃岩
これははっきりと桃に見える!!
猫岩
じっくりと見ると猫にみえる?
北のカナリアパーク
映画「北のカナリアたち」のメインロケ地。海の向こうに佇む利尻富士が礼文島の中でも一番美しくみえます。
礼文島でこの場所からの利尻富士が一番綺麗に見えます。
出演者の実物大の人形がありました。
教壇の前の生徒用椅子に座っていると吉永さゆりさんが現れました。
出演者のサインがありました。
バス停で。
てつと修二郎が旅先で宿泊し支えあった過去を回想するシーンで使われた部屋です。
堺雅人さんの控室に使われていました。
この家の持ち主である瀬戸常蔵さんが寄贈した番付表。やはり、大鵬は稚内の英雄だ。
「北の桜守」の撮影の為に造ったオープンセット。主人公の江連てつと家族が生活していた樺太の家を再現したもので、「北の桜守」のビデオが放映されていましたが、ロケに使われていたのと同じ部屋で。
展示室内のQRコードからアプリを取り入れると吉永さゆりさんとツーショットの写真を撮るとこが出来ます。
宗谷丘陵は氷河期の地盤の凍結と融解の繰り返しによって土がゆっくり動く事で造られた地形で北海道遺産に登録されています。周氷河地形は北海道のあちこちで見られるが宗谷丘陵では過去の山火事によって樹木が焼失した後気温が上がらず、強風が吹くため、現在でも樹木が大きくなる事は無く、肉眼で周氷河地形を見渡せます。
放牧地には約3000頭の「宗谷黒牛」が飼育されています。
斜面の丘には強い風を利用した日本最大級の「ウインドファーム」で57基の風力発電。稚内市の年間消費電力の約6割をまかなっています。
ホタテ貝の貝殻が敷き詰められています。
マラソンスタート前、携帯を預けてから方位、距離表示に気が付いて気になっていたので、観光最終日にマラソンのスタート地点にもう一度行ってみました。サハリン 43km アメリカ・アンカレッジ市(姉妹港湾)4,845km
フランス・グルノーブル市(同緯度)10,639km フィリピン・バギオ市(姉妹都市)3,820km 利尻島・礼文島 73km 沖縄・石垣市(友好都市)2,849km 東京 1,106km とありました。
「祈りの塔」 昭和58年9月1日の大韓航空機撃墜事件がサハリン西海域で起きました。遭難者の慰霊と世界の恒久平和を願い、サハリンを臨む宗谷岬の高台に建立。周囲にはアルメニアの花壇があります。